やっぱり師匠の才能は素晴らしい〜〜若かりし頃のceliaさんBonitinha💕
About Celia
Última Batucadaについて
7/12のAmi’s Barライブ では素敵なお客様が沢山いらして下さり、楽しくBOSSA NOVA & JAZZ Nightを過ごさせて頂きました。お越し下さった皆様、本当に有り難うございました。
客様から頂いたPIERRE MARCOLINIのチョコレートです。。。
も~~う、まろやかさと、チョコレート+α の味のコラボが絶妙です。。ごちそうさまでした。
赤い?スペシャル♥️は最後の一個にとっておこっと、、、
今回、何を歌うか迷っている時に、ずっと歌っていなかったÚltima Batucadaをふと思い出し、歌う事にしました。
この曲は私のCD『AMIZADE』でベースを弾いて下さった Fernando Leporaceのお父様Sebastião Leporaceさんの作詞作曲だったのです。
新ためて『AMIZADE』をプロデュースして下さったCelia VazとFernandoと、彼の妹のMarianna (cantora歌手)の三人とメールでやり取りし、色々と教えて頂きました。この三人は本当に素晴らしい音楽家です。。是非ホームページをのぞいてみて下さい。ページ最後にサイトをのせました。
私が初めてこの曲、Última batucada(ウルチマ バトゥカーダ)を知ったのは、Sergio Mendesのアルバム(1979年発売)の『Horizonte Aberto』で、Fernandoのお姉さんのGracinha Leporaceが歌っているものでした。
Última batucada の訳詞を考えているうちに、お父様がどんな方だったのもっと知りたくなり三人に質問を投げかけてみました。
そしてその返信が届きました:
Fernanodo さんからのメール、
この曲Última batucadaは1948年頃に作成されました。父はいつも私達に彼の歌やその他いろいろな曲をいつも歌ってくれました。彼は歌手でありギターリストであり作曲家でもあり、またジャーナリストでした。
私の音楽への道のりの始まりは、父とのギターから始まりました。
父は素晴らしいSAMBAだけでなくその他のタイプの歌も作曲し、私はそれらの曲を次の私のアルバムとして録音中で、今年中に完成させねばと思っています。
本当に父の影響力は大きく、この試みにより、彼の業績を通して幅広いレパートリーと、彼の美しい声を知ることができ、とてもいい経験になりました。
少しづつですが、私達兄妹は彼の作品に恩返しをしているところです。
Marianna さんからのメール、
Atsuko、あなたが私のパパのSamba に興味を持ってくれてとってもうれしいわ!
日本ではSergio Mendesの録音がこの曲を広めたのよね。
私はパパがこの曲を作った時の事を知らないの、なぜなら、私が生まれた時にはこの曲はもう出来上がっていたから。
パパは、歌手であり作曲家で、ギターを弾きこの辺りのラジオで音楽家と仕事をしていしかし正式な彼の職業は
ラジ放送に関わる仕事(radialista)であり、ジャーナリストでした。
私達は皆パパの音楽から沢山の事を学びました。週末ともなると我が家は音楽家達の集まる家となり、沢山の影響を受けたのです。
この曲(Última batucada)は私の姉のGracinha Lepolaceのソロアルバムに録音されました。Sergio Mendes と歌う為にアメリカに行く前のお話です。そう、Sergioのアルバム『Horizonte Aberto』の録音はずっと後の事です。
Sergio のアレンジの最初の部分は”lalaiala laia~”で、沢山の人がうたの最初だと思っていますが、実は違います。
Sergioの一つのアレンジなのですが、日本ではすべてのアレンジがこのフレーズが含まれていますね。
もしこのフレーズ無しに出来たら、また違う感じになるでしょうね。
その他のお知らせはフェルナンドがあなたに届けるでしょう、、
だって、フェルナンドは私よりずっと長くパパと、そしてこの曲と生きているのだから。
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未熟な訳ではありますが、こんな内容でした。
快く色々と教えて下さり励ましの言葉をかけて下さった偉大なる3人に、新ためて感謝しています。
Última Batucadaという日本の裏側で、私の生まれるずっとずっと前に作られた歌ですが、私にはとっても身近でますます愛しい曲となりました。
Celinhaとの出会い(Uma Histria de Encontro con Celinha)
今回6年間のリオ滞在で沢山の人に出会い素敵な想い出をいっぱい作る事が出来ました。その中でも最も嬉しく、刺激を受けたのが、アレンジャー.ギターリスト.歌手として活躍しているセリーニャ(CeliaVaz)との出会いでした。
彼女との初めての出会いは89年.渋谷公会堂で、確かボッサノヴァ30年のコンサートがあった時。Quarteto em Cy , Carlos Lyra , Leila Pinheiroと共にバンドメンバーとして参加していました。勿論私は遠くから見ている一観客。コンサート中はギターを弾いていてよく見えなかったセリアが、最後の挨拶の時に出演歌手達が彼女をたたえる様に中心に招き入れ、ゆっくりと前に出て来たました。「今日の素敵なギターを弾いていたのはこの人だったの!」とそれまで女性ギタリストの活躍はあまり知らなかったので、ブラジルにはこういう人がいるんだ!と感動と尊敬の念で一杯に。
その後、Wanda Sa ,Quarteto em Cyと共に来日した際にもライブに出掛け、私は彼女の音楽的センスに惚れ込み、一ファンとして、しっかりCDにサインをしてもらって大感激。不安一杯の長女出産の際に病院に持ち込んだ唯一のCDもセリアとワンダのDUOアルバム一枚。私にとって彼女の声とセンスは何とも心地よく、癒され、励まされる不思議な私の特効薬なのです。
私自身、家族と共にリオに住む事になるというのも驚きでしたが、まさかこのように長年憧れ続けていたCELIAが近所に住んでいて、彼女の家を行き来する事になろうとは、想像もしていませんでした。子育て中心のリオでの生活でしたが、帰国間際になって彼女との出会いを何か形に残さなくてはと思い立ち、CD制作の協力をお願いしました。快く承諾してくれたセリアと2人で、選曲・アレンジ・練習・スタジオ探し、、、と準備を進めて行くのはとても楽しい作業でした。素晴らしいミュージシャンと共に和やかな雰囲気の中で全てが進み、本当に幸せなひと時を過ごせました。彼女との出会いと友情が無かったらこのアルバムは生まれなかった事でしょう。不思議な縁と彼女の友情(AMIZADEアミザージ)にいつも感謝の想いで一杯です。
Celia Vaz のプロフィール
リオ生まれ。バークリーで学んだ後、Quarteto em cy(女性4人コーラスグループ)の音楽監督、アレンジャー、ギタリストとして幅広く活躍。数々のCDを録音。
ブラジルだけにとどまらず,キューバ、スペイン、ポルトガルなど数々の国でのツアーに参加。初来日は1989年、Bossa Nova Musica Brasileira Comtemporanea 89”と称するイベントに ” Quarteto em Cy ,Carlos Lyra ,Leila Pinheiro 等と出演。
1997年1月には東京にてWanda sa とのDUOで、引き続いて2月にはQuarteto em Cyと共にコンサートを行う。1998年にも再度Quarteto emCyと来日.素晴らしいアレンジと,ギターを聴かせてくれた。
最近は4人のコーラスグループNos quarto(4人のコーラスグループ)のリーダーとしても活躍。アレンジャーとして又ゲストギターリスト&ヴォーカルとしての活躍も多い。また、オランダでもにコーラスアレンジ講座を開くなど、活躍の場は増々広まっている。昨年おばあちゃんになった。